大豆はいいの?悪いの?討論。

(by アーユルヴェーダドクターのコラムから)

★★★

私たちは皆、そろそろ、
大豆のよい点と危険性について、十分に混乱する時期にやってきて
いると思います。

中国の古代文献では、伝統的に大豆は、人間が消費するには不
適当なものと考えられていたことが書かれています。

その理由はおそらく、大豆には、他に類を見ないほどの特定
の毒性反栄養素(アンチニュートリエント)が豊富に含まれて
いるからでしょう。

この毒性反栄養素は、今や乳がん、甲状腺疾患、月経と生殖能
力の問題と繋がっている他、酷いアレルギーの数々や免疫虚弱、
脳障害とも関連しています。

一方、別の部分では、大豆は、心臓疾患、がんのさまざまな形態、
骨粗しょう症、そして更年期障害へ抵抗する並外れた防御力を
授けるという、説得力のある研究も存在しています。

この矛盾した、とても熱い討論にあなたも参加してください。

私は大豆を、大豆に関する多くの研究を含めた可能な限り両面か
ら見てみることに最善を尽くしました。

私自身の専門的な見解を話す前に、それらを見てみましょう。

■<反栄養素とは?>

毒性反栄養素によって、たくさんの植物たちが、昆虫や動物から
食べられないようにするために守られています。

豆類は特に、これらの反栄養素で有名な植物で、私たちの多くが
おそらく体験から、豆類の消化にはチャレンジがいることを知っ
ていることでしょう。

大豆に含まれるその反栄養素は、他のほとんどの豆類とは違い、
洗い落としたり調理では取り除くことができません。
そして、大豆を敵対する人たちによる大豆研究によれば、大豆に
は顕著な健康リスクがあると述べています。

反栄養素は、さまざまな形態をしています。

以下に、たくさんの専門家たちによる大豆の主な成分を述べました。
それを砕いて話してみたいと思います。

◎大豆の厄介な成分と、大豆支持者たちの反論◎

反栄養素で最初にやっかいなグループは、フィチン酸塩と呼ばれる
ものです。
フィチン酸塩は、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄分、銅のよ
うなミネラルをくっつけて、体から奪う可能性があり、その結果、
体はミネラル欠乏になります。

フィチン酸塩はおそらく、酵素抑制剤と一緒になって、大豆からの
栄養分吸収を妨害し、大豆の有効性はまったく取り入れられなくな
ります。

大豆タンパク質はいくつかの貧しい国の最も病気でタンパク質栄養
失調の子供たちのための、穏やかなほどほどのタンパク質エネルギ
ー源として成功しています。

これは、大豆の栄養分そのものは、とても豊富であることを示して
います。

甲状腺腫誘発物質は、甲状腺機能を抑制する物質です。

甲状腺が弱まったとき、甲状腺は不可欠な足りない栄養分を吸収し
ようとして拡大します。その結果、甲状腺腫と呼ばれるものになり
ます。

大豆は、甲状腺のヨウ素吸収を抑制します。
したがって、甲状腺機能を高めようと甲状腺刺激ホルモンを過度労
働させます。

1991年、日本の研究者は、一日30g(大さじ1杯ほど)ほどの少な
い量の大豆を、一ヵ月間だけ摂取すると、甲状腺機能の正常機能が
損なわれたサインである甲状腺刺激ホルモンの顕著な増大が見られ
たという結果を報告しています。

一方、大豆支持者たちは、健康的な甲状腺を持つ個人の中では、
顕著な変化が見られた記憶がないと反論しています。

大豆の中のイソフラボン分子であるゲニステイン(大豆に含まれる
植物性エストロゲン)とダイゼインは、甲状腺ホルモン統合に関係
するある酵素を抑制し、甲状腺機能をおそらく抑制します。

また、これらのイソフラボンは、肝臓機能、生殖ホルモン、そして
生殖能力を損なうことが報告されています。

大豆をすすめる専門家たちはこれを認めていますが、健康的な個人
を研究した分では、甲状腺機能にネガティブな効果が見られないこ
とが明らかになり、大豆製品にネガティブな効果はないと反論して
います。

体外研究では、イソフラボンは、エストラジオール(卵胞ホルモン
の一種)と他のステロイドホルモンの統合を抑制することが示され
ています。

1992年に、スイスの健康サービスセンターは、プロテイン・シェー
ク4杯分に相当する100gの大豆プロテインは、経口避妊薬のエスト
ロゲン・卵胞ホルモンに相当するものを供給すると発表しました。

大豆支持者は、大豆に含まれる植物性エストロゲンであるゲニステ
インは、実際はポジティブなエストロゲンだと述べています。

この説によれば、相互作用により、おぞましい発がん性の遺伝子HER2
と、その活性化を抑制する細胞機構によって、がん促進を予防します。

今日、大豆製造業者たちは、反栄養素の課題に敏感に気づいています。
そして、彼らは加工プロセスの中でそれらを除去していることをうた
っています。
これらの大豆製造業者たちによれば、たったひとつのリスクは大豆を
生で食べることであり、それはさけられなければならないと述べてい
ます。

■<発酵:古代の解決策>

中国では、大豆は発酵できることが発見され、それとともに大豆の評
判は回復するという変化がありました。

一方、発酵されていない大豆は、未だにさけられるべき食品として
扱われています。

大豆の発酵プロセスは、大豆の毒性抗栄養素を取り除くために現れ、
実際、それには驚くべき健康効果が解き放たれました。

明王朝の間、その大豆発酵食品、納豆を作る方法が発見され、納豆は
たくさんの健康問題のための栄養豊かな薬として、漢方の医薬品とさ
れました。

今日、多くの専門家たちは、発酵は大豆の中にある危険な反栄養素を
中和するたったひとつの方法と見なしています。

おそらく大豆は、発酵した形態では、食べ物としてよりはむしろ、薬
として優れたものとして分類されます。

■<アーユルヴェーダの見解>

アーユルヴェーダによれば、大豆はとても消化が困難なタンパク質で
あり、アーユルヴェーダの伝統的な食事法の中に含まれたことは今ま
で一度もありません。

実際、何人かのアーユルヴェーダ医師たちは、頑なに大豆に反対し、
消化できる食べ物とは見なしていません。

おそらく、反栄養素が含まれるという知識ゆえに、インドでは危険物
として悪評があります。
大豆は、エネルギー的に、マインド重たく鈍くすると考えられていま
す。

一般的に、大豆は豆というよりも、ナッツのような働きをし、ゆえに
ヴァータを緩和すると信じられています。

それでもなお、その消化困難な質ゆえに、そしていくらかのラジャス
質(刺激性の質)ゆえに、大豆は薬として使われることはめったにあ
りません。

興味深いことに、発酵食品もまた、アーユルヴェーダでは好まれる食
品ではありません。そのため、発酵大豆製品もアーユルヴェーダでは
使われません。

アーユルヴェーダによれば、発酵食品はヴァータを悪化しえ、タマス
質(マインドを鈍くする質)と考えられています。

その結果、アーユルヴェーダでは、納豆のような発酵大豆食品の医療
効果は知られていません。

まとめると、大豆は一般的に、アーユルヴェーダではさけられており、
一方、幾人かのアーユルヴェーダ専門家は、それをほどほどであれば
よいと許可しています。

大豆は、あなたの主なタンパク質源にするべきではありません。

■<西洋における大豆>

西洋では、大豆製品は産業になっています。
豆乳から大豆ピル、大豆オイル、そしてすべての加工食品の中に入っ
ています。アメリカ人は大豆を過剰使用しています。

大豆促進支持者たちでさえも、ほどほどを奨励しているほどで、
大豆はタンパク質の主な源にするべきではないとアドバイスしています。

また、西洋では、遺伝子組み換え操作がされていない大豆を見つけるこ
とはとても難しく、この事自体が、大豆をさけるべき十分な理由のひと
つです。

■<納豆 - 古代漢方の薬としての適用>

上記で述べてきたように、味噌、伝統的な方法で発酵された醤油、テン
ペー、納豆のような、伝統的に発酵された大豆食品は、安全性が証明さ
れています。

特に納豆は、西洋において過去20年、心臓そして循環器系のサポートに
安全に使われてきたことがよく説明されています。

納豆にはビタミンK2がとても多く、豊富に含まれ、線維素溶解酵素が豊
富です。線維素溶解酵素は、血栓(血塊)形成から体を守る酵素です。
血液凝固は、心臓と脳の動脈の流れを妨害し、咽喉痛、心臓発作、めま
いの原因となります。

線維素溶解酵素は体によっても生産されますが、その酵素生産は、年齢
とともに減少します。納豆の線維素溶解酵素は、私たちの体にある酵素
よりも4倍優れているといわれています。

■<結論:つまり、大豆は敵?それとも味方?>

私たちはこれまでに、大豆を両サイドから見たさまざまな研究、大豆の
歴史、そして二つの古代医療体系の大豆に対する見解に目を通してきま
した。

ここで、私の意見を述べます。

大豆は、あなたのタンパク質源のメインであるべきではありません。
大豆錠剤はさけてください。
豆乳、豆腐、そして他の大豆加工食品は、さけるか減らしてください。

豆腐について:
日本では、豆腐は顕著に文明化が進んでおり、アメリカで手に入るもの
よりもより濃い味をしています。
アメリカの豆腐は、ほどほどにしておくべきです。

伝統的な発酵大豆食品である味噌、テンペー、納豆、伝統的な製法で作
られた醤油を楽しんでください。

それでも依然として、これらの食品がオーガニックであることを確実に
確かめてください。遺伝子組み換えのものであってはなりません。
これはとても大切なことです!

納豆を、あなたの食事の中に加えることを考慮してください。

★★★

関連ページ:テンペー発見。

広告