ヨーグルトのお話。

今回は、夏に体を滋養するのにグッドな食べ物のひとつ、
ヨーグルトのお話をば。。

一年中、ほとんど暑い、インド生活をしていた頃、
暑さでへばった体を元気付けてくれたのは、、

インドの北にあるパンジャブ州からやってきたファミリーが経営する、
乳製品&ターリーレストランの、水牛のこってりミルクからできた
濃厚ラッシー(ヨーグルトドリンク)でした。

このヨーグルトドリンクを一飲みすれば、
暑さでヨレヨレだった体もみるみる復活。。

日本で暮らしていた頃は、ヨーグルトはそれほど
いつも食べるような食材ではなかったのですが。

インドはベジタリアン国なので、
ミルク系からできた食材は、貴重なタンパク質源。

インドで、本当のヨーグルトのおいしさやその健康効果を
知ったのでした。

ところで、
このヨーグルト。

・・アーユルヴェーダ的には、どんな食べ物なのでしょうか?

今回は、そのあたりのことについて、触れてみたいと思います。

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■古代から、有益な食べ物として親しまれてきたヨーグルト■

牛乳を発酵させた後にできあがるヨーグルトは、
とても価値ある、重要な食べ物です。

ヨーグルトは古代から、その有益な効果で評判があり、インド
北部地方では、結婚式や他の縁起のよい祭式に用いられ、寺院
では、人々にくばられました。

アーユルヴェーダの教典「チャラカ・サンヒタ」「シュシュルタ
・サンヒタ」「アスタンガ・サングラー」では、ヨーグルトは
体を強化するタンパク同化剤として、また、若さを維持する薬と
して述べられています。

ヨーグルトは、神経系と心臓血管系の安定剤です。

ヨーグルトを夜に食べるのはご法度です。また、血液に毒素が
ある人、麻痺性発作症状がある人は、禁忌です。

ヨーグルトは体へ直ぐに吸収されますが、一方牛乳は、まず胃の
中で、消化されるために発酵されなければなりません。

牛乳の場合、体への栄養となる率は20%なのにくらべ、ヨーグル
トは80%です。

牛乳がヨーグルトになる過程の発酵プロセス中に、乳酸菌が牛乳
を大きく変化させます。
こうしてできあがった品、つまりヨーグルトには、牛乳の18倍の
カルシウムが含まれています。

牛乳が、体のコレステロールを上げる原因となるのに対し、ヨー
グルトはコレステロールを上げないため、心臓疾患を持つ人や
高血圧の人にも使えます。

ヨーグルトは、腸内のアルカリ度を中和します。
老弱した人たちのための強壮剤で、寿命を延ばします。

ヨーグルトには、クエン酸、乳酸、塩酸が含まれています。

乳酸は抗菌性で、胆嚢分泌を調整します。
また、肝臓強壮剤としての働きを持ち、知覚器官すべての機能を
適切にすることを助けます。

クエン酸は、血液浄化剤として働き、さまざまな病気に対抗する
免疫を体へ供給します。

牛乳が禁忌の患者でも、下痢の時だけは例外です。
ヨーグルトは、最高の薬でさえも緩和できない下痢を治癒します。

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「ヨーグルト+水=ラッシー」。
加える水の量で変る、薬効!
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1)「ヨーグルト+水少量」

ヨーグルトに少量の水を入れて一緒にかき混ぜ、均等で滑らかな
ヨーグルト液を作ります。

これは、消化しやすく、体に水分を保持させてヴァータの悪い影
響を緩和しますが、カファを増大させます。

この悪影響を無効にするために、アサフォエティダやクミン、黒
岩塩を加えます。こうすると、胃腸系の疾患を解放し、体に栄養
分を供給することができます。

2)「ヨーグルトの基本的な作り方」

普通、ヨーグルトをつくるには、牛乳を沸騰させ、ほどよく冷ま
した後、少量のヨーグルトを加えてかき混ぜ、涼しい場所にその
まま一晩置きます。

翌朝には、新鮮なヨーグルトができあがり、上層にはバターが含
まれている層ができあがります。
これをすくい取り、残りのヨーグルトを使います。
このヨーグルトは冷却効果があり、痔などのような、痛みをとも
なう胃腸炎症に役立ちます。

3)「ヨーグルト1に対し、水4の割合」

ヨーグルト1、水4の割合にして、かき混ぜます。
これには、少々「熱くする」効果があり、精力づけに役立ちます。
また、ヴァータとカファに効果的です。

4)「ヨーグルト1に対し、水1の割合」

ヨーグルトと水を、同量ずつ混ぜ合わせます。
これは、タンパク同化作用があるといわれています。

5)「ヨーグルトに大量の水を加える」

ヨーグルト全体と、大量の水を精力的にかき混ぜると、バターが
分離し、表面に浮かび上がります。

このバターを別の容器に移します。

残った無脂肪の液は、ラッシーと呼ばれます。
普通はこのラッシーに、塩を少し加えて味付けします。

ラッシーには冷却効果があり、すぐに消化されます。疲れをリフ
レッシュし、喉の渇きを癒します。
塩を加えることで、体の脱水を予防し、消化力を高めます。
これは、夏にとてもよい飲み物です。

ラッシーを規則的にとると、消化不良や下痢、梅毒、どんな炎症
疾患をも解放します。食欲不振、グリップ感、胸部の充血による
情動不穏に大変効果があります。

水牛の乳よりも、乳牛の乳から作られるラッシーが最高で、
消化不良を治癒するだけでなく、必要な栄養分が体に供給される
と考えられています。

***

消化組織と体全体の適切なケアのために、ヨーグルトはとても勧
められます。

現代は、ジャンクフードや精製スターチ、精製砂糖、化学食塩、
化学脂肪分などのような、誤った類いの食べ物により、消化組織
の病気がより頻繁に生じます。

適切な消化力や適切な排泄力がない人はいつも、健康のことを心
配し、精神的緊張やストレスに悩まされます。

ヨーグルトは、消化組織の機能を適切にすることを大いに助けま
す。

古代の賢者は、ヨーグルトでできたものをとても高く評価し、
ヨーグルトをうまく使える人は、病気とは無縁だと定義していま
した。

ヨーグルトは、消化のための胃腸の適切な環境を準備し、食物中
に含まれる栄養分を適切に体へ供給します。

ヨーグルトは、肝臓腺と胆嚢腺の分泌を刺激し、利尿剤として働
きます。

ヨーグルトの持つ抗菌作用により、体からの排出物の悪臭バクテ
リアを破壊します。

(「Ayurvedic Minerals, Gems and Animal Products」より)

☆☆☆

・・アメージングな薬効のあるヨーグルトを大いに活用し、、
夏バテ知らずな夏を!

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