減塩すると、カラダに悪い? ~アーユルヴェーダにおける塩のお話。その1~

毎日食べる、塩。

私は、岩塩が大好物で、、

愛用歴は、もうかれこれ10年以上になるのですが。

ミネラルがたっぷりのおいしい自然塩・岩塩に慣れてしまうと、
他の塩が味気なく感じてしまい、

シーソルトなども試してみたものの、
普段料理に使うマイ定番塩は、やっぱり岩塩の右に出るものはいません。

***

ところで、ここのところ過去30年というもの、

塩分のとりすぎは「心臓関連の疾患や高血圧の原因になる」とされ、
健康のためには「減塩した方がいい」という見方がされてきました。

が。

なんとこの見方が、今やくつがえされ、

事実は全く反対で、「実は減塩しすぎると心臓や血圧に悪い」という
数々の研究結果が報告されるようになりました。

減塩することで、心臓発作のリスクや、正常な血圧または高血圧から死
へいたる影響となる強い証拠が見つかっていないことが明らかになり、

さらに、塩の摂取が少ない人たちは、心臓疾患から死ぬリスクが高ま
るとまで報告されている模様。。

そういえば、インドで生活していた頃は、

インドの人たちは「減塩する」という発想自体がそもそもなく、
それどころか、バリバリ塩辛いものを食べてるのに、
心臓に毛が生えているに違いないと思えるほど、
心臓が丈夫そうだった。。(笑)

それを証明するかのように、アーユルヴェーダでもまた、

塩味を「人間の生に必要な基本の味のひとつ」とみなしています。

今回は、アーユルヴェーダの専門家による「塩解釈とアドバイス」
について、数回に分けてご紹介したいと思います。

ところで、この塩。

歴史的に見ると、もともとはすごく価値があるもので、
昔は塩の棒はなんと、物と交換するためのお金代わりに使われてた
のだそうです。

古代文化においては、塩はゴールドほどの値打ちがあり、、

6世紀には、ムーア人(13-16世紀にスペインを征服したイスラム教徒)
の商人は、塩とゴールドを同じ値段で取引してたのだとか。

塩はひとつの薬で、
肉、魚、バター、チーズ他、たくさんの食べ物を保存できる保存剤で
あり、傷口を癒すことができる薬としても活躍。

私自身、インドで生活していた時は、岩塩の塊に妙に惹かれるものがあり、

二種類の岩塩(ピンクと黒)の大きな塊を大量に手に入れては、
自分の身近に置き、うっとりと眺めていたものでした。(惚)

確かに、ゴールドぐらいの価値があったとしてもおかしくないかも
しれません&納得です。

★★★

■塩摂取、アーユルヴェーダの見解

アーユルヴェーダでは、塩味は人間の生に必要な基本の味のひとつ
とみなし、塩への反感は存在しません。

塩味は成長に不可欠なものであり、水分電解バランスの維持や、
適切な消化、消化吸収、そして排泄のためになくてはならないもの
です。

塩味はヴァータ質を解放し、そしてピッタとカファを高めます。

塩は関節を柔軟にし、消化を高め、食欲を刺激し、食べ物の質を鋭
くします。

また、自然の毒を消化する役に立ち、体の微妙な経路を開かせ、
神経と感情を落ち着かせる効果があります。

塩分のとり過ぎは、シワ、喉の渇き、肌のトラブル、虚弱の原因と
なります。

アーユルヴェーダは、あなた自身の味覚によって塩を使い、
あなたの喉の渇きによって水を飲むことを提案しています。

なぜなら、私たちの体は自己調整組織であり、数分ごとに変わる環境
に対し、適応能力があります。

塩は私たちの健康に不可欠なものであり、減らしたり完全にカットし
てしまうことは、健康であるために正しい方法ではないのです。

■減塩食事について

もし、普段の食事の中で、塩を減らす必要があるとすれば、過剰に
塩分で味付けされたジャンクフードをカットすることなど、適切な
食品を選ぶことからはじめなければなりません。

缶詰には、保存料として大量の塩が使われています。

同じ食べ物でも、缶詰ではなく新鮮なものを使えば、塩分は10%で
事足ります。

もしあなたが、大量の塩分を使うことに囚われてしまうとすれば、
もしかしてあなたは亜鉛欠乏症なのかもしれません。

もし塩が、あなたの体に水をためさせるようなら、あなたはもしか
したら過剰の炭水化物を摂取している可能性があるか、またはたん
ぱく質不足の可能性があります。

・・その2.へ続く。

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