減塩すると、カラダに悪い? ~アーユルヴェーダにおける塩のお話。その3~

塩のお話・最終回の今回は、

アーユルヴェーダではベストとされる塩、岩塩についての
お話で〆をば。。

☆☆☆

■ピンクソルトとブラックソルト(黒岩塩)

ヒマラヤ山脈からとれる岩塩は、生の未加工塩で、
何千年もの前から、健康をサポートする特性が重宝され、
現在も使われ続けている塩です。

岩塩はなんと、250年もの年月をかけて熟成され、、

地殻変動の圧力の下、毒素や不純物がゼロの環境で形成される、
まさにピュアな塩。。

ヒマラヤのピンクソルトは、84種類もの自然ミネラル分が含まれ、
このミネラル分は、人間の体の中にも見つかる成分で、

岩塩に含まれるミネラル分は、コロイド状で存在し、私たちの細胞
にとって十分に小さく、簡単に吸収できます。

それゆえに、食べた時に、
食卓塩のような、心臓を直撃するような刺激もありません。

(ちなみに私は、食卓塩やシーソルトをちょっとなめると、
心臓に直でキーーンとするような刺激を感じますが、
岩塩にはまるでそれがありません)

一方、インドの黒岩塩は、大地から掘り起こされる火山岩塩です。

実際は粉にするとピンク色になり、黒ではないのですが、
ミネラル分や鉄分が含まれているゆえに、固まりは黒っぽく、
強い硫黄味がします。

この塩はインド料理に幅広く使われ、とくにライタ(ヨーグルト、
きゅうり、トマトをまぜたもの)を作るときに好まれています。

ナトリウムが少ないため、食卓塩のような塩味はしません。

この塩は、腸内のガス、消化不良、そして胸焼けを減らすことで
知られています。普通の塩がわりに、いつでも使えます。

硫黄風味が卵の味を連想させるので、ベジタリアンの人が、
食べ物に卵風味が欲しいときに、よく使われるのだとか。

■岩塩と海塩(シーソルト)の違い

海塩は、海水を蒸発させて得られる生の未加工塩です。

海塩は通常、浅い入れ物に入れて太陽の光で乾かされ、食卓塩よりも
過激性が低い塩です。

岩塩も海塩も、消化を高める効果があり、ヴァータ質へとてもよい効果
がありますが、とり過ぎれば、ピッタを悪化させることがあるので、
量に注意する必要があります。

また、岩塩と海塩の違いは、消化されたあとの効果です。

岩塩は、消化後、甘みに変わり、体を快適に保護する働きがあり、

一方、海塩は、消化後に刺激性の味に変わり、ちょうどチリのように、
結腸をイライラさせる効果があります。

岩塩はとても消化がよく、適量であれば、ピッタとカファをイライラさ
せることがありません。そして、体に水をためさせません。

アーユルヴェーダの料理家たちは、海塩よりも岩塩を使うようにすすめ
ています。

■塩の主な効果

アーユルヴェーダによれば、塩は、

*体を温める
*神経系を落ち着かせる

という二つの主な効果があります。
このため、特に今のような冬には、重要な食べ物とされています。

冬はアーユルヴェーダでは「ヴァータの季節」といわれる時期。

ヴァータは、体の神経系、動き、冷たさといった質を支配する原理ゆえ、、
伝統的に塩は、冬に特にたくさん食べられてきました。

このように自然塩は、冬に健康を保つためのひとつの薬なのです。

《塩のお話・終わり》

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