今回は、自然派の人たちの間で密かなブームとなっている
ナチュラル洗髪法のひとつ、「重曹を使った洗髪」について
のお話です。
重曹といえば、個人的には、、
野菜や果物を洗うとき、あるいはシルバー製の指輪磨きに
使ったり(即効でピカピカになります)、
ちょっと前までは歯磨き粉として使っていたのですが。
(なんといっても日本製の歯磨き粉は「頭が悪くなる」化学成分
のフッ素や日本のオトコをナヨナヨにする女性化ホルモン剤が
混ぜられているという説があるので、ためしに
しばらく市販の歯磨き粉をやめて重曹だけで歯を磨いていたら、
虫歯がズキズキしなくなりました。
現在はインド製おはぐろ歯磨き粉「ブラックモンキー」を一途に
愛用中です)
これまでに髪にもほんの一度か二度、使ったことが昔ありまし
たが、重曹よりも全然優れているハーブたちがいつも身近に
あったこともあり、重曹でわざわざ洗髪したいと思うことがほと
んどなかったのですね。
また、重曹洗髪での仕上がり感もなんだかイマイチでしたし…。
で、最近ちょうど、その「イマイチ」感をよく説明してくれている
重曹洗髪に関する説得力のある記事を読んだので、ご紹介
したいと思います。
特にアメリカの自然派の人たちの間では、「重曹洗髪+アップ
ルサイダービネガーを薄めたもので酢リンス」の組み合わせが
定番人気になっている風潮があるようです。
そういえば、タイのバンコクでファーマーズマーケット出店して
いたときも、そんなお客さんがいたような…。
とにかく、ナチュラルな洗髪法を探していて、重曹洗髪のこと
を知り、現在実行中の方、あるいはこれからしようと思っている
方、あるいはすでに長い期間重曹洗髪をしていて、「なんだか
髪の調子が悪化したような…」と感じている方は、必読です。
***
■重曹洗髪を長い間していると必ずぶつかる、「小さな壁」
重曹はとても優れた洗浄剤です。
コンロにこびりついた汚れ、お風呂のそうじ、タイルのそうじな
どなど、汚れが落ちにくい場所でも、ピカピカにしてくれます。
なので一見、髪をきれいに保つために完璧な方法のように
思えます…。
そしてなんだか、髪と頭皮を清潔に保つことができ、かつ髪を
ボリューミーにしてくれそうなイメージすらあります。
そんな期待を胸に、実際長く使ってみると、、、
「何かがおかしい」と気づきはじめます。
髪が乾燥する、まとまりにくく扱いにくいなった。
枝毛や切れ毛がふえた、髪がくすんでつやがなくなった。。
などなど。
髪の状態がよくなるどころか、悪化してしまうのです。
こんな状態になってしまうと、昔愛用していたケミ市販シャンプ
ーに戻りたくなる誘惑に駆られることさえあるかもしれません。
そうです。実は重曹という素材そのものが、、
そもそも、髪の手入れには向いていないのです。
というのも、私たちの繊細な髪は、
「ガスや換気扇などのひどい汚れも落としてしまえる」重曹の
強い洗浄力は、使い方を間違えると、逆に髪に強いダメージ
を与えてしまうのです…。
★私たちの髪の自然なpH値は「4.5~5.5」(弱酸性)、
重曹のpH値は「9」(かなりアルカリ性)
そもそも、私たちの自然の髪のpHと重曹のpHは、大きく違い
ます。弱酸性の髪を高アルカリ化した溶液で何度も何度も
繰り返し洗えば、髪の自然な質を劇的に変化させてしまいます。
(これが髪のパサつき、縮れ毛、細毛、切れ毛や枝毛と
なって表れるということになります)
重曹洗浄後にアップルサイダービネガーや他の酢を使って酢リ
ンスする目的は、髪の酸性度を回復させることですが、
ほとんどの人は適切なpHに戻すための適切な濃度というのを
知らないことも、髪のダメージの原因となっています。
★重曹は「研磨剤」
重曹の強い洗浄力は、「髪をスクラブすること」にそもそも
向いていません。
ちなみに髪の「スクラブ」に向いているのは、粘土の粉やベサン
のような豆粉、ハーブ粉などのマイルドな洗浄力の物です。
重曹洗髪の一番の問題点は、、髪を「削りすぎてしまう」ことです。
指に重曹の粉をとり、ほんの少しスリスリと擦りあわせるだけで、
どれだけこの粉が物を削るか実感できます。
なんといってもシルバーの錆びをちょっとこするだけでピカピカ
にしてしまうほどの研磨力です。。
(一ヶ月ぐらい全く髪を洗ってなかった人が、重曹を使って一度
髪をゴシゴシやるなら、メリットは得られるでしょう)
重曹洗髪を頻繁に繰り返していると、ダメージぼろぼろ髪街道
まっしぐらです。これは決して言い過ぎではありません。
ひどいケースでは、髪の毛の塊が抜けてしまったという報告も
あるほどです。
★美髪のための必須成分「天然皮脂」も、みごとに剥がれる
重曹は研磨性でアルカリ性が強いので、最終的には頭皮や髪
を覆っている天然皮脂を剥がしてしまいます。
天然皮脂は、普段、私たちの頭皮と髪を保護していている成分
で、この皮脂があるゆえに頭皮と髪は健康に美しく保たれ、髪
が扱いやすくなります。
私たちは皆、体質や使っている製品が違い、皮脂の分泌量も
人によって大きく異なります。
このため、たまにしか髪を洗わなくても全然OKな人もいれば、
一日洗わないだけでもムズムズ気持ち悪さを感じる人もいます。
ナチュラルヘアケアに切り替えると、髪のバランスがよくなり、
オイリーすぎず、パサつきすぎず、頭皮と髪が健康で幸せに
なるので、洗髪の間隔が自然に長くなります。
従来の化学シャンプーも、天然の皮脂をはがすため、自然なヘ
アケアに切り替えた後は、それに適応するためのデトックス期
間を経る必要があるのは、いたって普通のことです。
(この期間は、一時的に髪が通常より油っぽくなったり、乾燥し
たりすることがあります。頭皮と髪が一度自然なヘアケア日課
に適応してしまえば、こういった症状は自然に落ち着いていきま
す。)
★「破損」?それとも「デトックス」?
重曹で頻繁に洗髪している場合、髪と頭皮は上記のような「一
時的なデトックス期間」に入っているのではなく、「破損」してい
る可能性が大です。
これを間違えて、重曹でゴシゴシこするのはやめましょう。
髪がどうしようもなくボロボロになってしまいます。
★重曹洗髪に替わる「素晴らしい自然なヘアケアアイテム」
重曹にこだわらなくても、他に自然でいい代替品がたくさんあり
ます。
1.クレイ(粘土の粉)ベースのシャンプーをする
粘土粉は髪を洗うのにとても適した、昔ながらの洗髪方法です。
2.ハーブがたっぷり入った良質のシャンプーバーを使う
昔ながらの製法で作られ、かつ髪と頭皮を滋養するハーブが入
ったシャンプーバーにトライしてみてください。市販の化学液体シ
ャンプーにはない頭皮の解放感が得られます。
(洗髪頻度の目安:週1~2回)
3.頭皮と髪のpHにとてもなじむ「シカカイ」で洗髪する
シカカイは天然100%の伝統美髪ハーブ。その効果はインド人女性
の柔らかかつ丈夫で長い豊かな髪を見れば一目瞭然です。
(さらにアムラを組み合わせることでボリュームと腰が出せます)
***
シャンプーの種類にかかわらず、「洗う回数が少ないほど、髪が健
康になる」ことは、科学的に証明されています。
(しつこいようですが、これもインド女性の美髪が証明済みです)
★どうしても重曹シャンプーにこだわるなら、、
以下のシンプルなコツさえ押さえておけば、髪を不必要に傷める
こともなく、ダメージを最小限にできます。
*洗髪頻度を週1以下に抑える
*リバースヘアウォッシュ方法で、前もって髪と頭皮に「保護膜」を
作ってから洗髪する。(これはシャンプーバーでの洗髪を好む方にも
おすすめの方法です)
⇒参照ページ『髪をラグジャリアスにするリバース洗髪』
***
髪質や量がどんなものであれ、、
ほとんどの人にとって、「重曹洗髪」は理想的な方法ではありません。
それぞれの人にはそれぞれ独自の髪質や状態やヘアケアのニーズが
あるので、自分の髪に合うものを探してみてくださいね。
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